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思った事をゆるーく適当に書いているブログです。

一人旅のすゝめ 良いとこ・悪いとこ

いつもの唐突な質問です。

皆さんは海外で一人旅をしたことがありますか?

 

日本だと一人で動き回ったことがある人も多いのではないでしょうか?

現地友達と合流する前の一人の時間も一人旅ですし、友達とペアで海外へ渡り途中で解散した後も一人旅です。

一人旅だとて様々なスタイルがある中で今回は海外を一人で旅するにあたり良い所と悪い所を簡単にまとめてみました。

 

今までペアで海外旅行に行くことが多かったが、一人旅を知ってからはその楽しさに取り憑かれ「一人じゃないと行きたくない」程にまで楽しむことができた僕がフェアに読み解いていきたい。

 

 

 良いところ

①自分の思いに任せて行動できる

 

みっちりと予定を立てて海外に行く人がいれば、僕みたいに航空券だけ取って後は現地で予定を立てるタイプもいる。後者に魅力を感じている人に関しては一人旅で間違いなく楽しむことができる。

 

自分がその時に食べたい料理を食べたり、泊まりたい宿に連泊したりと完全なる独断で行き先・行動できることが一番の魅力です。

 

どれだけ仲が良い友達でも自分のクローンではなく他人になるので冷めてるようだが2人以上で海外に行くと、したくもない事に時間を割いてしまったり、行き先が違い・悩み・ストレスを感じる可能性が高い。

で折角時間を確保して高い航空券を取ったのに自分のしたくないことに時間を費やすのは流石に勿体ないので、他者の誘惑がなく自分で行動できる事が一番の魅力だと思う。

 

 

 

②現地の友達・旅仲間ができやすい

 

最初は客引きだったが情報を聞いて話してる内、現地の友達になる事が多い。

複数人で旅行に行くと気心が知れている仲間同士で楽しいのだけれども、新しい出会いが約4倍程少なくなるように感じる。(現地友達2倍×旅友達2倍)※所感です

 

一人で居ると、同じように一人で旅している人と繋がりやすい。

宿などでふと旅人にご飯を誘われたりしても友達の顔色を気にする必要もないし、行く行かない別にして自分で判断できる所も一人ならではだと思う。

 

 

 

③サバイバル能力・トラブル適応能力が上がる

 

これからの時代、目まぐるしく変わる世界で生き抜くには「変化を受け入れる精神」を育む事が大切だと僕は思う。

そう、一人旅にトラブルは付き物なのだ。(一人旅というか海外には付き物)

 

予約していたはずの宿が確保できてなかったり、乗るはずの電車のチケットが取れてなかったり...etc  自分のミスでトラブルを招く事もあるが、先方の都合でトラブルになる事も海外ではそこそこ多い。(特にアジア)

なのでその時の状況を自分で飲み込み、最善の手を考える事がトラブル適応能力が上がると考える理由です。

 

 

実際にあった出来事になるのだが、初めてインドに行った時の事を話したい。

次の日、日本に帰る飛行機が出るためバラナシ→デリーのチケットを買い指定席近くのホームで電車を待っていた。

到着時間になっても一向に電車は来る気配がなく駅員に聞くも「遅れている」の一言だけ。インドの駅には全ての電車の進捗状況が見れる電光掲示板があるのだが、そこには数時間遅れているという表示が出ていた。(詳しくは忘れてしまったが2〜3時間ほど)

インドで電車が遅れるのはよくあることなので動じずにホームで待っていた。

時間は1時間、2時間と過ぎるが待てど暮らせど電車は来ない。

心配になり駅員に聞くと、乗るはずの電車は何らかのトラブルで欠航になっていた。

流石に明日の飛行機に間に合わないと思い焦って駅員に相談すると、同じ行き先で警察官用の席を確保してくれ何とか飛行機には間に合った。(もちろんお金はしっかり取られた)

電車に乗る際ふと掲示板を見ると、乗るはずだった便が跡形もなく消えていた。

 

 

電車が来ないと分かった段階で血眼になって考え、何とか最悪を逃れれたのでこの時はドラクエのレベルアップさながらトラブル適応能力が音を立てて上がった。

 

 

 

④英語力が伸びる

 

これに関しては複数人で行ったとしても海外なので多少は必要になる。

英語が苦手な人と飲食店に行き、料理を注文する際「これも頼んで」と注文を頼まれる事が多い。正直、指でメニューを指しただけでも料理は来るので注文ぐらいは自分でしてほしい(笑)とは思うが。

 

これが一人旅になるともちろん自分で注文しないといけない。

お店だけではなく宿にチェックインしたり交通機関のチケットを取る時なども英語は必ず必要になるので、旅で使う英語は抜群に上手くなります。

 

僕は元々卵アレルギーで卵が食べれない。

飲食店で注文する際、メニューに写真があれば問題ないのだが字だけのメニューの場合は何が入っているか分からないので逐一聞かないといけない。

そうこうしている内に下手でも英語で会話ができるようになるし、食物アレルギーがあって心配な方もプラス思考に変えてぜひ一人旅にチャレンジしてほしい。

 

 

 

悪いところ 

①誰にも頼れない

 

自身が旅先で病気になったり・トラブルになった際は基本的に誰にも頼れません。

 

例えば飲食店で席を立ち、トイレに行く時も僕は荷物を持って行きます。

席に荷物を置いたまま目を離しても大丈夫というのは、「日本の常識は世界の非常識」の典型的な例だと思います。

海外ではマジックさながら荷物がふとした瞬間に消えるというのがたまにあります。

 

なので僕は手荷物をなるべく肌身離さず持ち、大きいバックパックは持参した自転車のチェーンで机などに括りつけるようにしています。

 

これが複数人で過ごしていると席を外している間は荷物を見てもらうことができるので素直に良い点だと思います。

 

 

 

②宿代が高くつく

 

海外では基本的に一人当たりいくら〜よりかは、一部屋でいくら〜のように部屋ごとに料金が決まっている事が多いです。

シングルが安く泊まれる・ドミトリーがある分に関してはそこまで問題ではありませんが、2人用の部屋しかなかった場合は約2倍の料金を払わないといけません。

 

これが複数人で泊まる場合は割り勘で比較的安く済ます事ができるのでここも良い点だと思います。

 

 

 

③移動時間が寂しい

 

これを悪い点に感じない人もいるが、その人は根っから一人旅に向いています。

 

行き・帰りの飛行機、現地での長距離移動など、海外旅行に行くと比較的長い時間を移動に使うことになります。

そう考えると側に誰か居た方が寂しさは紛らわすことができます。

 

ただ同じ目的地に行く旅人を見つけると寂しくもなく、読書など一人でも楽しめる趣味がある人は無問題です。

 

 

 

一人旅は危なくない?

 

結論から言うと一人旅は複数人旅より危なくないです。

 

理由は上の良い所③と悪いところ①で説明した通り、旅中は自分自身しか信じれないため危機管理能力が抜群に上がります。

一人旅だと驚くことにアジア特有の客引きに全く反応しなくなります。

 

またこれも実際の話になるのだが2回目インドに行った時、僕は軟禁されました。

(これはまた別の機会に詳しく話したい)

当時は友達と2人旅だったので「何かあっても友達がいるし大丈夫か」と思い、日本語を話すインド人の甘い誘惑に乗ってしまいました。

たらればですが、もしこれが1人だったら自己責任になるので付いて行かなかったと今は思います。

 

1人に比べて2人だと身体的には安全だと思いますが、精神的には1人に勝る安全はないということも頭にいれておいてください。

 

 

 

 

いかがでしょうか?以上が僕なりにまとめた一人旅のすゝめになります。

なぜ一人旅を勧める記事なのに悪いところも書いてんだと思った方、最後まで読めば僕が書いた悪いところは大した理由になっていない事が分かるでしょう。

 

僕は一人旅を知ってから、「海外に行くのは1人じゃないと嫌!」とまで思うようになったので向き不向きはありますが、旅好きで1人で行こうか悩んでいる方はぜひその楽しさ・楽さに触れてみてください。