ワーキングホリデイ準備編(持ち物・英語力)
前回の記事では準備編のエージェント・資金について僕なりに読み解いていった。
今回は準備編でも比較的ウェイトの低い①持ち物についてと、それとは真逆でウェイトの高い②渡航前の英語力について読み解いていきたい。長かった準備編もこれにて終わりになります。長かった...
①持ち物
はっきり言ってあまり持ち物については触れないでおきたい。
というのも皆さんはワーホリで誰も・何もない無人島に生活しに行く訳ではないので、基本的には現地でほとんど調達することができます。
なので細かい個々人の持ち物というよりは、皆さんに共通であれば便利な物を選抜して読み解いていきたい。
・SIMフリーの端末
長期で現地に住むとなると現地の電話回線・ネット回線が必要になります。
ここで1つ日本人の方達に気をつけていただきたいポイントがあります。
それはSIMロック解除についてだ。
日本で携帯端末を買うとなると大手三大キャリアで契約することが多いと思う。
その大手三大キャリアで契約し端末を購入すると、基本的にSIMロックという機能をつけられた端末を渡される。※
※SIMロックとは...
購入したキャリアが発行する※SIMカードしか使えないようにするロック機能です。
※SIMカードとは...
端末の中に挿入する事ができる小さなカードで、これによって電話番号を使っての通話・データ通信(ネット通信)ができる。現在は小指の爪ほどの大きさのnanoSIMが主流である。
そう例えばDocomoで端末を購入し、auのSIMを挿入すると先ほど説明したSIMロックがかかっているのでauのSIMを使用することができない。
仮にDocomoのSIMや、Docomoの電波を使用している格安SIMなどを挿入すると使用する事ができる。といったような僕らにとっては何とも不便な機能である。
したがってSIMロックがかかっている端末を海外に持って行き、現地の通信業者でSIMを契約しても使う事ができないので注意が必要です。
僕がオーストラリアに行った際は、SIMロック解除していないソフトバンクで購入したiPhone6sを持って行った。
もちろんソフトバンクのSIMロックがかかった状態だったのでオーストラリアのSIMは読み込まれず、現地で安い端末を買う羽目になった。
面白い光景なのだが上記SIMロックの理由のため、日本から持ってきた端末と現地で購入した端末の2台持ちをしている日本人をたくさん見た。一昔前のコム持ちギャルかな?(笑)
なので今使用している端末を持って行こうと考えてる方はSIMロックがかかってないかの確認、新しく端末を購入しようと考えている人は迷わずSIMフリーの端末を買おう。
※余談だがiPhone6s以降はキャリアで購入しSIMロックがかかっていても解除可能。
そもそも最近のiPhoneに関してはSIMロックをかけず、SIMフリーの状態で販売していると小耳に挟んだので詳しくはメーカーに問い合わせ要です。
・国際キャッシュカード
現金だけを持って行くとなると万が一強盗にあった時に危ないので、海外でもお金を引き出せる国際キャッシュカードが一枚あると便利だ。
懐を複数に分けて持って行けるのと、お金が尽き、万が一助けてくれる人がいた場合、口座を伝えるだけで入金できるからだ。
これに関しては持っていなくても困らないが、持ってて損はないのでぜひ活用してほしい。
カード会社によって手数料・引き出せる金額等異なるので、たくさんのカードが比較されているサイトをぜひ確認して欲しい
・変換プラグ
日本で充電する際のコンセントが豚の鼻タイプとすれば、オーストラリアはムンクの叫びの顔タイプ(O型)になる。
iPhoneやMacBookは常日頃から使っている充電コードの先端に変換プラグを付けるだけで充電可能だが、その他の電気機器に関しては注意が必要である。
iPhoneは自動で電圧を調整し充電できる優れものだが、その他の機器は己で変圧ができない。変換プラグとは別に変圧器という機械が必要になる。
お酒を呑み過ぎるのと似てて、決められた電圧異常の負荷がかかると(アルコール度数の高い酒を飲むと)多くの機器が煙を吐き出す。
2日酔いであれば数日すると治るが、電子機器の場合は数日経っても元に戻らない。
詰まるところ故障するのだ。
たいした髪の毛もないが、1万円以上する折りたためないタイプのドライヤーを持参した強者と初めてインドに行った。
iPhoneが電圧機なしで充電できたので、電圧機を必要ないと思いそいつはドライヤーのコンセントをそのまま挿した。
インド旅行、初日の夜、日本から持ってきたドライヤーはけたたましい悲鳴に似た「ゴーーーー!!」という音を上げ、そいつの顔は赤一色に照らされていた。
やはり本人的にも暑かったみたいで、当然ドライヤーはオーバーヒートし故障した。
真っ暗な部屋ということもあり、不気味なそのレッドスカルは今だに網膜に焼きついています。
確かに電圧機を買えば解決するが、わざわざドライヤー1つのために買うのもアホらしいし、そこまで荷物を増やすぐらいなら初めから持って行かず現地調達でいいやん!と僕は思う。
以上が僕的のしっかり用意して持って行きたい物リストになる。
もし現地で買えない、持って行った方がいい物があればぜひ経験者の皆さま、コメントで教えてください。
②渡航前の英語力
ワーホリ準備編もいよいよ最終項目。渡航前の英語力についてが最も不安要素が残る項目ではないだろうか?
勉強法については前の記事で触れたのでザックリとだけ説明したい。
いつも通り結論から言うと、最初の英語力はそこまで必要ありません。
少し細くすると英語力は高ければ高いほど仕事を見つけ易く生活も楽になるので、勉強する時間が確保できるなら問答無用で勉強した方がいいです。
ただそこまで高いレベルは必要ないと思う理由が2つあります。
①話す英語より伝える英語を
英語が話せないので会話がある程度できるようになるまで勉強してから渡航するとか、現地の語学学校で英語を勉強してから働くとか目標を立てる事は非常にいいことです。
ただ日本人は英語に対して完璧を求める国民性があるので、ある程度話せるようになってからだと信じられないほどに時間がかかります。
実際に自分で思う、ある程度話せるようになるまで僕は7ヶ月かかりました。
なので完璧に話せないから喋らないのではなく、つたない英語でも自分の意思・言いたい事を伝える事がワーホリないしスピーキング力アップに繋がります。
まずは知っている語彙の範囲で伝えようとしてみてください。単語力・文章力・自信は勝手についてきます。
②ジャパニーズレストランで働く
個人的にジャパレスで働くのは好きじゃないが、高いレベルの語学力が必要なローカルのカフェに比べ、比較的高くないレベルの語学力で働ける場所も海外にはあります。
いくらジャパレスだとて客は英語を話すので多少は語学力が必要になります。
ただ英語力に心配が残る人でも働ける場所はある事だけは押さえておいていただきたい。
ちなみにファームジョブも似たような感じでそこまで語学力は必要じゃありません。
出来るだけ日本語を遠ざけ、外国人と英語で会話し、分からない事はしっかり聞いていく内に生活に必要な英語力は養われるので心配ありません。
以上が準備編としては雑談込みで少々長くなったが、ワーホリについて悩んでいる人に「ワーホリってそこまで敷居高くないんだ」と思ってもらえればこの記事を書いた意味があるのかなぁと感じます。
キーワードにすると「オーストラリア 田舎 ファームジョブ」というのが僕のワーホリ生活だったので、それに関すること・それ以外にも不安が残ることがあれば力になるので気軽に教えてください。